ホストクラブとお酒の関係

ホストクラブとお酒の関係

ホストクラブと聞いてまずイメージするのが、ドンペリやリシャール、ルイ14世などといった高額なお酒です。
ホストクラブにとってお酒はなくてはならないものであり、大切な収入源となっているのです。
また、グラスを大量に並べてタワー状にして、シャンパンを上から注いでいく「シャンパンタワー」は、ホストクラブを象徴するものの一つといえます。
ちなみに、ホストクラブにおける酒の値段は大抵が原価の10倍程度であり、高額なお酒として知られるドンペリでさえ原価は15,000円程度ですが、実際には50,000円前後で出されています。
一番安い発泡酒でさえ、原価130円前後のところを500円で出しているのです。
また、この仕事をしている人が全員お酒に強いかというと、実はそうではありません。
日本人の3割は酒に弱く、この世界でもそれは決して例外ではありません。
実際に、この仕事を始めるまで酒が飲めず、何度も吐きながら飲めるようになっていく人も少なくないのです。

ホストの世界における「売り掛け」とは

ホストの世界では、「売り掛け」というものが頻繁に用いられます。
これは、簡単に言ってしまえばお客さんが店に借金をすることです。
言い換えれば、ホストクラブにおける「ツケ」です。
ただ、最近では「飲み屋の時効」の存在を知っているお客さんが、売り掛けを踏み倒してしまうケースが多くなっており、ホストクラブ側もその対策としてあくまで「ツケ」ではなく「借金」という扱いにしています。
ツケの場合は飲み屋の時効が発生し、1年支払わない、あるいは支払いの意思を見せないと時効になり、支払う義務が消滅します。
一方、借金の場合は10年という時効が存在するものの、一度支払う意思を見せてしまうと時効計算がストップしてしまうため、ツケに比べて時効が圧倒的に発生しにくくなります。
そのため、ホストクラブではお客さんの売り掛けの踏み倒し対策として、このような措置を取っているのです。
くれぐれも踏み倒すことなく、借金はきれいさっぱり払ってしまいましょう。

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2023/5/11 更新